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浄水器を買った理由が「水をおいしく飲みたいから」ではなかったという話をします。
私が買ったのは三菱ケミカル・クリンスイのポット型浄水器 CP405。きっかけは麦茶を買うのが、とにかく面倒になったことでした。
麦茶をやめたかった、3つの理由
①とにかく重い、そして買い忘れる
我が家は麦茶の減りが早いです。スーパーで小分けに買ったり、箱で買ったり。箱で買えば単価は下がりますが、持って帰るのが重い。
そしてうっかり買い忘れると、飲み物がゼロになります。「今から買いに行くのか……」となる、あの感じ。地味にストレスでした。
②ネットで買うと割高に感じる
Amazonなどで届けてもらう手もあります。ただ飲料は重量があるぶん、どうしても割高に感じました。ラクさとお金を天秤にかけて、毎回もやっとする感じです。
③飲み終わったあとの作業が、実は一番面倒だった
これが本音かもしれません。
ラベルをはがして、すすいで、つぶして、週に一度の回収日まで保管しておく。空のペットボトルが部屋の隅にたまっていくあの光景と、回収日に出しに行く手間。
買う手間より、捨てる手間のほうが重かったんです。
これを全部なくせる方法はないかと考えて、たどり着いたのが浄水ポットでした。
なぜブリタではなくクリンスイにしたのか
ポット型浄水器といえばブリタが有名です。私も最後まで迷いました。
調べていて「日本の水道水ならクリンスイのほうが理にかなっている」という話にたどり着き、そちらにしました。理由はろ過のしくみが違うことです。
| クリンスイ | ブリタ | |
|---|---|---|
| おもなろ材 | 中空糸膜+活性炭 | 活性炭+イオン交換樹脂 |
| 得意なこと | 膜の網目で濁り・鉄サビなどを物理的に除去 | 硬度成分(カルシウム・マグネシウム)を減らす |
| 想定している水 | 日本の水道水 | ヨーロッパの硬水 |
日本の水道水は軟水です。つまり硬度を下げる必要がそもそも薄い。気になるのは塩素やカビ臭のほうです。
クリンスイは中空糸膜という細かい網目の膜で濁りなどを物理的に取り除き、カルシウムやマグネシウムは網目を通るのでミネラルは残ります。日本の水に対しては、こちらの考え方のほうが合っていると感じました。
⚠️ 念のため書いておくと、「ブリタが日本でダメ」という話ではありません。設計の前提が違うだけです。デザインや使い勝手で選ぶ人も多い製品です。
クリンスイ CP405 のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ろ過水の容量 | 1.4L(全容量2.2L) |
| ろ過流量 | 0.10L/分(1.4Lで約14分) |
| ろ材 | 中空糸膜(ポリエチレン)+活性炭+セラミック |
| カートリッジ寿命 | 200L(1日2L使用で約3ヶ月) |
| 除去対象 | JIS S 3201に基づく13物質/PFOS・PFOAの除去試験済み |
使ってみて、本当に快適だったこと
①買いに行かなくていい
水を入れるだけで、飲料水ができます。当たり前のことなんですが、これが想像以上に効きました。
買い忘れという概念がなくなります。「飲み物がない」で焦ることが、もうありません。
②ペットボトルを出さなくていい
そしてラベルはがしも、保管も、回収日に出す作業も、まるごと消えました。
買う前に一番期待していたのがここで、期待どおりでした。部屋の隅に空ペットボトルがたまらないというだけで、気分が違います。
③お米も炊いてみるようになった
これまでお米は水道水で炊いていました。浄水ポットが来てから、たまに浄水で炊いてみています。
正直に書くと、味の違いは私には分かりません。ただなんとなく気分がいい。それだけでも、やる価値はあるかなと思っています。
気になった点と、その解決策
①ろ過に時間がかかる(約14分)
スペックどおりろ過流量は0.10L/分なので、満タンの1.4Lで約14分かかります。
ただしこれが苦痛なのは初回だけでした。使い始めてしまえば「入れておけば、そのうちできている」ので、待っている感覚はほとんどありません。
②一度にためられる量が限られる
ろ過水は1.4Lまで。まとめてたくさん作り置きすることはできず、都度水道水を足してろ過することになります。
③冷やす時間がかかる(私にはこれが一番大きい)
私は冷えていない水が苦手なので、ろ過したら冷蔵庫で冷やしてから飲んでいます。つまり「ろ過の時間+冷やす時間」が必要になります。
ここがペットボトルとの一番の違いかもしれません。冷蔵庫から出せばすぐ冷たい、というわけにはいきません。
解決策は「2つ持ち」か「大容量」
対策は2つあります。
- 2つ買って交互に使う(片方を冷やしている間に、もう片方でろ過)
- 最初から大容量モデルを買う
💡 ここで知っておくと得な話があります。クリンスイの最大容量モデル CP508はろ過水2.2L(全容量3.6L)と、CP405の1.6倍入ります。それでいて楽天では CP405 より安く売られていることがあります。
容量で悩みそうな方は、最初から大容量を選んだほうがいいかもしれません。私はこれを買ってから知りました。
ちなみに私は冷たい飲み物にはほぼ必ず氷を入れるので、実際のところそこまで困っていません。氷を使う方なら、この弱点はかなり薄まります。
麦茶と比べて、いくら変わるのか
ざっくり試算してみます。1日2L飲む家庭を想定します。
| 1Lあたり | 1ヶ月(60L) | |
|---|---|---|
| ペットボトルの麦茶 | 約60円 (2Lを約120円として) |
約3,600円 |
| 浄水ポット | 約8円 (カートリッジ約1,500円÷200L+水道代) |
約480円 |
差額は月におよそ3,000円。本体が3,000円台なので、1ヶ月ちょっとで元が取れる計算になります。
⚠️ ただし麦茶と水は別の飲み物なので、完全に等価な比較ではありません。価格も飲む量も家庭によって変わります。あくまで目安として見てください。
なぜ蛇口直結型にしなかったのか
浄水器には蛇口に直接つけるタイプもあります。ろ過を待つ必要がなく、量の制限もありません。
それでもまずはポット型にしました。理由は「安く、今日から試せるから」です。
取り付け工事も、蛇口の適合確認もいりません。3,000円台で、買ってきたその日から始められる。合わなければ損失も小さい。
将来的に蛇口直結型も考えています。ただ「まず一歩踏み出す」なら浄水ポットで十分だったというのが、今の実感です。
クリンスイ 浄水ポット CP405 を楽天で見る
私が使っているモデルです。カートリッジ2個付き(約6ヶ月分)なので、買ってすぐ使えて、最初の交換までまかなえます。
クリンスイ公式ショップ/ろ過水1.4L・カートリッジ2個付き・レビュー270件
※価格・在庫・型番の取り扱いは変動します。ご自身が欲しい容量かどうか、購入前に必ずリンク先でご確認ください。
こんな人におすすめ
- ペットボトル飲料の買い出しが重い・面倒な方
- ラベルはがしと空ペットボトルの保管がストレスな方
- 飲み物を買い忘れて困ったことがある方
- まず安く浄水を試してみたい方
- 氷を入れて飲む習慣がある方(冷やす時間の弱点が薄まります)
逆に「冷たい水をすぐ大量に飲みたい」方は、大容量モデルか2つ持ちを前提に考えたほうがいいと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. ろ過にどれくらい待ちますか?
満タンの1.4Lで約14分です。ただし入れておけば勝手にできているので、待っている感覚はほとんどありません。
Q. カートリッジ交換の頻度と費用は?
200Lで交換、1日2L使うなら約3ヶ月です。1Lあたり約7〜8円の計算になります。
Q. ミネラルはなくなりませんか?
クリンスイの中空糸膜はカルシウムやマグネシウムは網目を通すため、ミネラルは残ります。
Q. お米を炊くのに使えますか?
使えます。私もたまにそうしています。ただ味の違いは私には分かりませんでした。正直なところ「気分」の部分が大きいです。
Q. CP405とCP508、どちらを買うべき?
容量で困りたくないなら CP508です。ろ過水2.2Lと1.6倍入るうえ、価格が逆転していることもあります。冷蔵庫のスペースと相談してください。
まとめ
クリンスイの浄水ポットを買ってよかったのは、水がおいしくなったからではありませんでした。
買いに行かなくていい。重い荷物を運ばなくていい。ラベルをはがさなくていい。回収日に出さなくていい。
この「やらなくてよくなったこと」の積み重ねが、想像以上に効きました。
弱点はろ過と冷やすのに時間がかかることですが、大容量モデルを選ぶか、氷を使う習慣があれば、ほとんど気になりません。
3,000円台で、今日から試せます。同じ面倒を感じている方には、かなりおすすめです。
あわせて読みたい(暮らしの手間を減らす)
容量で迷うなら、こちらも見てから決めてください
私が買ったのはCP405ですが、ろ過水2.2Lの大容量モデル CP508 のほうが安く出ていることがあります。冷蔵庫に入るなら、そちらも比べてみる価値があります。
交換用カートリッジは CPC5(4個セット) が割安です
※価格・在庫・型番の取り扱いは変動します。ご自身が欲しい容量かどうか、購入前に必ずリンク先でご確認ください。
ご注意
本記事は個人の使用感を書いたもので、味の感じ方には個人差があります。除去対象物質はJIS S 3201に基づく試験結果としてメーカーが表示しているもので、水道水の水質や使用状況によって結果は変わります。カートリッジは交換目安を守ってご使用ください。仕様・価格・ラインナップは変更される場合がありますので、購入前に必ずメーカーの商品ページでご確認ください。
